笹村歯科医院

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2017.10.31

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2015.12.10

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咬合治療(かみ合わせ)

咬合治療の考え方

毎月、1~2回恩師である筒井先生の咬合療法研究会へ出席し研鑽を積んでおります。

筒井塾咬合療法研究会 筒井照子 先生の言葉より引用
http://www.22i.gr.jp/p0509.html

お口とからだの健康・・・・患者さんに知っていただきたいこと

筒井歯科医院 筒井照子 

咬合治療

歯科で「咬合」といわれている「咬み合わせ」はからだ・全身にとって大きな影響を及ぼしています。からだは地球の重力に拮抗してバランスを保ちながら立っています。

従って咬み合わせがズレると、からだのどこかがそれを補償するためにひずむこともあります。私は上と下の歯が、歯車のように咬み合って出来る咬合は、頭とからだをつなぐ要(かなめ)の役目をしていると考えています。

今、その要がズレている方が増えています。これは生活習慣の変化と、かむことが減少したことが、大きく関係していると思っています。 

歯科で問題となるよくない生活習慣の内、多いのはほほづえと寝方でしょう。ラーニングハビットとスリーピングハビットとも言います。長時間持続してねじる力をからだに加えることはよくありません。 

骨は一過性の強い力には強いのですが、持続的な弱い力には弱くて、力が加わった側には吸収細胞が、引っ張られた側には造骨細胞が出て来て骨の改造現象がおこります。その性質を利用したのが、歯科では歯列矯正治療です。歯は5g位の力でも持続的に加われば動きます。

従って人間の頭の重さは成人で5kg前後あるので、横向き寝やうつぶせ寝で歯列を押さえた形で寝ると、歯が動いて歯並びが悪くなって行きます。奥歯が傾れると前歯がせりだして来たり、それにつれて顎(あご)自体がずれて、顔も左右非対称になってくることもあります。
歯周病のある方は歯の動揺がひどくなったり、歯がしみたりする原因にもなります。ほほづえも同じです。顎の関節にもひびきます。 

咬合治療

顎の関節が開閉口するたびにカクカクいう、痛みがあって、あけにくい、などの症状のある方を顎関節症といいますが、7、8割位の方がほほづえや睡眠態癖の生活習慣に関係しています。生活習慣を改善していただくだけで症状が軽減する方もたくさんあります。また、反対に言えば顎関節症は生活習慣に気をつけなければどのように治療をしても再発したり、なかなか完治しないことが多いといえます。

顎関節症は顎の関節を上方や後方に長時間押しつけることによっておこることが多いので、そのような力がかかる生活習慣は止めましょう。 

口腔にとっての他のよくない生活習慣は、お子さんが体操ずわりをするときにひざの上にあごをのせることや、机の上にあごをのせるなどもよくありません。かみあわせを深くします。下の顎の本来の成長を阻害して、前方への成長が後方に変えられてしまったりします。下の顎が大きく前に出てくる下顎前突の治療に、小さいときからチンキャップという下顎が出ないようにする装置がありますが、それをはめているのと同じになります。

他にはいつも重いショルダーを同じ肩にかけるとか、唇をまきこむくせや舌で歯をおしたり、舌をはさんだりするくせや、指しゃぶりもよくありません。おしゃぶりもよいとは思いません。かみあわせが悪くなると顎がスムーズに動かなくてくいしばったり、片方だけでかむ、かみぐせがついたりしますから、肩こりがする、頭が重たい、頭が痛い、疲れやすいなどの症状が出る方もあります。常時くいしばるというのは重い荷物をいつも持っているのと同じで、リラックス出来ないので疲れます。片方がみなどのかみぐせも、顎がずれる原因になります。あごがずれて下顔面が非対称になるのも、からだのバランスをくずしますので、腰にひびいたりすることもあります。 もちろん、歯が抜けたまま放っていたり、歯並びが悪くて、うまく咬めないなども、全身に影響が出ることはあります。 

咬合治療

お口にとってよくない力とは、顎を後、あるいは上に押し込む、歯列を狭くする、顎関節に負担をかけることです。そのような生活習慣があれば止めましょう。 それではなぜ、このようなよくない生活習慣が問題となるのでしょうか。

それは食生活の変化により、かむことが減って来ていることに関係しています。日本人の顔はこの二、三十年で大きく変化しています。下顎即ち下顔面が細く長くなっています。それにつれて上顎即ち中顔面も狭くなっています。年配の方は四角い顔をした方が多いのですが、今の若い方は逆三角の顔をした方が増えています。

それはかむ事が減ったところから来ていると言われています。世の中が豊かになると、どうしても人間は口あたりのよいものを好みます。

柔らかいものを好むため、例えば野菜にしても、消費者にあわせてやわらかいものを生産しています。咀嚼筋を使うことが減って顎の筋肉がなえた形で成長すると、逆三角形の顔になります。 

それでは逆三角形の顔の中はどうなっているのでしょう。
口の中が狭く、歯がきれいに並ばない、歯並びが悪くなる、下顎の形が横からみたとき、L字型だったものが、しの字型に下に流れた形になる、それで舌の位置が下がっているため、発語のサ行、タ行が明瞭に出ない、鼻腔も狭いため鼻粘膜に炎症がおこると鼻づまりになりやすい。顎の関節も力の刺激が足らないため、小さいまま発育を止めてしまいます。そのために関節 の中でガタが多く、先程のよくない生活習慣があるとズレやすく、顎関節症をおこしやすいことにつながります。気道が狭いため顎を前にして気道を確保する、そのため姿勢が悪くねこぜになるなどです。

咬合治療

また、背が高く足が長いためからだの重心が高く、筋肉のガッチリしていない方が増えているため、顎のズレが全身のひずみにつながりやすい、などです。 

昔は、ほほづえは行儀が悪いと教えられましたが、今はたくさんの方がしており、テレビなどでもほほづえをしたまま話をしていたりして、ほほづえは行儀が悪いという見方がなくなっています。

寝方にしてもうつぶせ寝やくるまって寝る方が増えています。
また昔の方が同じほほづえをしても、顎も、筋肉もガッチリしているのでいろいろな疾病も出にくいでしょう。 

よくない生活習慣のことを態癖と呼んでいますが、それを改善してもらっただけでからだの非対称がとれ、重心動揺計などの検査でもからだの動揺が少なくなって来ます。顔の偏位も減少します。

もちろん、歯科にとって歯ブラシやフッ化物によるムシ歯の予防や、歯周病の予防、検診はもちろん大事ですが、生活習慣も気をつけて下さい。顎や口腔の健全な発育、そして、それをいかに永く持続させるかが全身の健康にもつながることを、ご理解いただけたら幸と思っています。

笹村歯科医院での咬合治療(かみ合わせ)

一般治療・保険治療ともに、咬合治療をベースに行っています

一般治療・保険治療ともに、咬合治療をベースにして行っています。

CT撮影による顎関節の審査、グラビコーダーを使った重心バランスの検査などを行い、かみ合せを診断し治療を行います。 

その際に、矯正治療が必要となればアライナーを使用して目立たない矯正治療を行います。
かみ合せについて、お気軽にご相談ください。

顎位の審査風景

顎位の審査風景

グラビコーダーによる審査風景
グラビコーダーによる審査風景

グラビコーダーによる審査風景